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MicrosoftがPowerset社を買収、その狙いは?

Powerset社というのは、1〜2年前から米国で注目されていた新興企業ですが、この企業が注目されていた理由は、「Powerset NATURAL LANGUAGE SEARCH(※以後、単にPowersetと表記)」という自然言語処理を使ったセマンティック検索を開発していた点にあります。

一般に検索エンジンは入力したキーワード・単語に対して、そのキーワードを含むWebページを表示するだけです。例えば東京タワーの高さを調べたいとき、「東京タワー 高さ」というように入力して表示される検索結果画面のリンクをクリックし、そのサイトの文章を読んで「333m」という「答え」を見つけます。一方、Powersetでは「東京タワー 高さ」と入力すると、検索結果画面に「東京タワーの高さは333m」というように答えが記載されている部分を表示します。

このように、検索キーワードの意味まで理解して情報を検索する自然文ネット検索サービスを提供し、狭義のキーワード文字列マッチングに依存するサービスを一気に追い抜くことを目指しています。

Powersetは2008年に一般公開されましたが、検索対象とするのは「Wikipedia」のみという問題があります。「Wikipedia」内において自然文検索による答えを出すのであれば、範囲が狭いのでそれほど高い技術とはいえないでしょう。Powersetは文章の意味を理解しようとする検索エンジンであるため、「Wikipedia」程には文章が論理付けされていない他のWebページに適用しようとすると、サイト別に文意を理解するロジックを用意しなければならなくなるという技術的な問題もあります。さらに、Webサイトの検索対象を拡大しようとすると、その対象を順位付けるランキングアルゴリズムが必要となります。

こうした問題を解決するには膨大なリソースと資金が必要となります。そこでタイムリーに話を持ちかけたのがMicrosoftだったのです。Microsoftはアンサーエンジンを目指している為、Powersetのように文脈を理解して答えを表示する検索エンジンは、その考えと合致していることになります。技術的にどこまで解決されるのかは不明ですが、Powersetの検索対象が増加し、ランキングアルゴリズムが確立すれば、新しい検索エンジンとして市場に影響を与えると予想されます。



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